感謝の言葉は人を元気にし、やる気にさせるパワーがあるのです
COLUMN

弁護士が語る人材教育のカンどころ!?

「弁護士が教育?!」意外かもしれませんが、実は私は教育学部出身で教育学が専門でした。なのでトラブル解決に止まらず、トラブル予防や企業価値の向上への寄与も私の仕事です。「どうしたら社員のやる気が上がるのか?」という相談も多いですし、研修やセミナーの依頼もあります。

そこで今回は『今から実践できる社員のやる気を引き出す魔法の言葉』をお伝えします。それは『感謝』です。「なんだ、そんなことか」と思われた方は要注意です。これは知識として知ることより、如何に実践するかが大事なのです。皆さんが今日、社員の皆さんに何回「ありがとう」と伝えたかなのです。ひょっとすると「社員に対して感謝?給料を支払っているのだから働いて当然ではないか」と思われる社長さんもいらっしゃるかもしれません。実はこの「やってくれて当たり前」という思いがくせ者です。よく「感謝の反対は当たり前」と言われます。特に経営者の皆さんは経験も豊富で能力の高い方が多いので、社員が頑張ってやり遂げたことでも「当たり前」と思いがちです。これではなかなか感謝ができません。大事なことは「当たり前」の感度を下げることです。よくよく考えてみれば、社員の皆さんが今日出社して下さるのも当たり前ではないのです。仕事をしてくれるのも当たり前ではないのです。だからこそ、感謝の気持ちを持ち伝えることが大事です。

こんなことがありました。弊所のスタッフがちょっとしたミスをしました。実はこのミスは前回もあり、同じことを2度したわけで、本人も非常に悔しく思い落ち込んでいました。それでも彼が帰る際、私は体をきちんと彼に向け、笑顔で「今日もありがとう。助かったよ」と伝えました。すると、はっとした表情をして「私こそ、ありがとうございました!」と元気を取り戻しました。このように、感謝の言葉は人を元気にし、やる気にさせるパワーがあるのです。

重要なことは、感謝の言葉を言おうと心がけることです。人間の脳は不思議なもので、感謝の言葉を言おうと思うと、勝手にその人の良いところを探し始めます。それを繰り返すことで自然に感謝の言葉が出るようになります。小さなことでも言葉に出して感謝を伝える。この繰り返しです。感謝の言葉というのは言われた側もうれしいですが、言った側の心も晴れやかになります。感謝の連鎖で明るい職場作りを心がけたいものです。

最後に、この記事を読んでいただいた皆さんにお勧めしたいのは、一番身近な人に感謝を伝えるということです。配偶者でもいいですし、両親でもいいです。きっと不思議なことが起きますよ。実践された方はその効果を是非教えて下さい!

WRITER

小倉 悠治

弁護士・経営心理士

小倉 悠治

Yuji Ogura

2004年、東京大学教育学部 卒業。2007年、慶應義塾大学大学院法務研究科 修了。2018年3月、小倉悠治法律事務所 開設。2018年4月~ 2019年3月、金沢弁護士会 副会長。
弁護士資格のみならず、経営心理士・キャッシュフローコーチの資格を有し、法務のみならず労務、財務も含め心理面まで見据えたサポートを得意とする。「社長の社外幹部」として企業の成長と発展に貢献。

小倉悠治法律事務所

https://ogura-kigyohoumu.com

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